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リトルワールド

ある日、ツイッターで友達がリトルワールドに行きたいというやりとりを見かけ、思わず「リトルワールド??」と勝手に名前でテンションが上がっちゃって、ネットで調べてみた。リトルワールドとは、愛知県犬山市にある地球の縮小模型をイメージにしたテーマパークです。旅行+国際交流+外国語が大好きな私にはたまらなかった!

友達のツイッター会話のやりとりに割り込んで、行きたい!!と必死に要望を送った。唯一な男性メンバーにも関わらず、ありがたく参加させていただくことができた!ということで、3日の夜にサークル仲間5人と夜行バスで名古屋へ出発!肝心な宿泊なのですが、友達の一人の実家が名古屋なので夜に泊めてもらうことになった!

朝の7時に名古屋駅に到着し、ほとんどの店が空いていなかったので、地下街でぶらぶらしていた。8時になって何軒かが営業を始めたので、喫茶店リッキに入った。名古屋のカフェといえば、モーニングがついてくる!モーニングってなんだろう?と名古屋県外の人に行ってみても通じないでしょう。

実は、名古屋のカフェでは飲み物を注文するだけで、トースト・ヨーグルトとたまごがサービスでつくモーニングサービスがあるのです。コーヒーの値段でお腹いっぱいになる!そのあと、時間を潰しに、名古屋の街中を散歩していた。大須観音周辺の鳩と烏の数に呆気にとられては、午前中と午後の商店街の風景の変化にも驚いた。午前中は店どこひとつ空いていなかったのに対して、12時を過ぎると、お祭りでもやらんばかりに、商店街が活気で溢れてくる。

名古屋の繁華街である栄にある革新的な建物。上のほうは普通に歩くことができて、時にはイベントをやるとか!

味噌煮込みうどん

お昼は名古屋名物の味噌煮込みうどんを食べてから、名古屋の観光名物ー名古屋城へと向かった。名古屋城は思ったよりずっと広くてびっくりした。名古屋城の中にも色々な展示が楽しめて面白かった。前日の夜行バスの旅で全然眠れなかったのと、名古屋の市内観光でぐたぐたになってきた私達は、元気を取り戻そうと、ボーリングとビリヤードをやることにした(笑)謎の元気の源。夜は友達の実家で一晩お邪魔しました。

翌日はこの度のメインイベント:リトルワールド!

リトルワールドは意外と遠くて、名古屋から車で一時間ぐらいかかった。リトルワールドのホームページで見た限りではとってもおもしろそうだったのに、人がびっくりするぐらい少なかった。もっと宣伝すれば、人気が出るものの・・

ちなみに、入場料は大学生が1000円で、留学生は800円になっている!!留学生が優遇されるのが初めてなのではないか?(笑)

それでは、リトルワールドへようこそ!

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Aichi (愛知)

名古屋の文化を体験するには、飲食店に行けば一目瞭然。今回の旅の仲間の一人が名古屋出身なので、「コメダ喫茶店」を勧めてくれたので、名古屋市を走りながら「コメダ喫茶店」を探し始め、朝7時半に名古屋駅にたどり着いた。開店時間の8時になると、店内はほとんど満席でびっくりした。そして、席に案内されて、メニュを開いてみると、とても名古屋っぽい食べ物がずらっと並んでいた。鉄板ナポリタン、海老フライカレー、白ノアールなどなど。

それぞれ飲み物を頼んで、そして白ノアールをみんなで分けて食べようと、ウェートレスに頼んだら、「飲み物にはモーニングサービスがつきますが、いかがでしょうか」と言われて一瞬唖然とした。日本に3年間住んでいてもまだ知らない日本の文化があってもおかしくないのだが、隣に座っていた日本人の友達も首を捻りながら、「モーニングサービスってなんですか?」とウェートレスに聞いた。

名古屋出身の人だったら当たり前かもしれないけど、それ以外の人にとってはとても謎のサービスらしい。名古屋の喫茶店(コメダには限らず)では、モーニングサービスというのがある。飲み物を頼むだけで、サービスでトーストやたまごなどがついてくる。店によってはモーニングサービスの量が多いので、飲み物だけ頼めば、お腹一杯になる朝ごはんが楽しめる。なんて素晴しいサービスではないか。

白ノアールは、ぽかぽかのダニッシュの上に冷たいアイスが載っている、名古屋独特なものらしい。暖かいダニッシュと冷たいアイスの対照的なコンビで、白とノアール(フランス語で黒)と呼ばれている。白ノアールはまさに名古屋自体を象徴しているのではないかと思う。関東の都会の冷たさと関西の熱い情熱の正反対の要素に合成されるが、どちらもつかない。そして、名古屋のよさは名古屋の人にしかわからない。これぞ、名古屋である。

そして、名古屋で恐らく一番有名なお店は「マウンテン」という店ではないか。名古屋以外ではさほど知られていないみたいのだが、よくテレビで取り上げられるので、知っている人も少なくないと思う。私も、2回ほどテレビで見て、いつか行ってみたいと思ったが、この車の旅でせっかく名古屋を通るので、マウンテンを見逃すわけにはいかないので、ある日のお昼にマウンテンに初めて訪ねた。

マウンテンでは、突拍子もない食べ物、それから食べ物のコンビで有名な店である。味はともかく、見た目そして味の不思議さで勝負するのがマウンテンである。またしても名古屋を象徴せんばかりのお店ではないか。初めてマウンテンに行く人にはかなりの精神力がないと、メニュを開く瞬間にショックを受けるかもしれない。

スパーゲッティをいうと、甘口抹茶小倉スパ、甘口イチゴスパ、おしるこスパ、山菜納豆スパなどがある。雑炊類には、イカスミ雑炊などで、ピラフにはお茶ピラフ、明太子ピラフなどがある。名前を見て分かると思うのだが、どれも変わっている。ただでさえおいしくなさそうなのに、量はやたらに多い。私たちは一番人気のある甘口抹茶小倉スパと甘口イチゴスパ、それからイカスミ雑炊と黒いチャーハンを頼むことにした。とても怪しげな緑色の麺がお皿から溢れんばかりで、その上にはフルーツとホイップクリームなどの甘いトッピング。スパーゲッティに甘いイチゴや抹茶などのデザートがねじり込まれ、ホイップクリームをかけられるなんて実に面白いコンビである。真ピンクと緑のスパーゲッティと真っ黒な雑炊が目の前に出されると、みんながカメラを出し、しばらくこの珍しい光景を撮っていた。そして、試食の時間だ。

スパーゲッティを口に入れると、暫く噛んでから、味を分析せんばかりに、眉を上げながらじっくりと味わう。そして、二口目を口に運ぶ。最初はその新鮮な味とそのなんとも言えない食感に面白みを覚えるが、3口目からは意志との戦いになる。噛めば噛むほど、苦痛になってくる。そして、食べ物というモノの定義がわからなくなってくる。「なにこれ?!」と思えてきて、挙句の果てに、口の中にあるものは何なのか、わからないまま、口の中を潰そうとひたすら噛んでいた。スパーゲッティなのに、余計甘くてホイップクリームが混じり込まれると、吐き気にすらなりそうだった。

私たち5人の登山者が悪戦苦闘して食べたが、結局お腹の猛烈な反発に勝らず、凄まじく遭難してしまった。マウンテンでは特別な用語がある。「マウンテン」その店のことを「山」そのままと呼ばれ、お店を訪ねたり大盛り料理を頼んだりすることを「登山」といい、途中であきらめることを「遭難」というらしい。それから、一人で完食すれば「単独登頂」という。

「食べ物を遊んじゃいけない」と小さい頃によくお母さんに言われていたが、大きくなったら、食べ物を好き勝手に混ぜたり遊んだり名前をつけたりしても誰にも怒られない。日本では特にそういう遊び心のある店がいっぱいある気がする。小さい頃お母さんに言われたことは必ずしもすべて正しいとは限らない。